TWL-L-B-Mは、ITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)型C-band波長可変レーザ光源モジュールです。このレーザはL-band全波長域をカバーしていますのでチャンネル数の多いDWDMシステムでも全チャネルに利用できます。そのため、レーザ在庫数やコスト低減が可能になります。また、ホットバックアップやダイナミック・プロビジョニング機能をもつシステムが可能になります。さらに、光信号再生や波長変換も可能になります。TWL-L-B-Mは波長スキャンを繰り返す波長スイープ機能も内蔵しています。低い相対強度雑音(RIN)、高いサイドモード抑圧比(SMSR)、超狭線幅、優れた波長精度などもこのレーザの特徴です。波長や光パワーをGUIソフトウエアで制御するRS232コントロールはMSA(OIF ITLA Multi Source Agreement)標準に準拠しています。

■特徴

・1570 – 1607 nmの波長可変範囲
・20 mW出力
・<100 kHzの狭線幅
・750 MHzへの線幅ブロードニング
・55 dBの優れたサイドモード抑圧比
・偏光保持(PM)出力
・使い易いUSBインターフェース

■用途

・光再生アドドロップ多重
・可変DWDMトランスポンダー&トランシーバ
・光パケット、バーストモードスイッチング
・DWDM伝送システム
・ラボ試験、測定

■機能ブロック図

 

■仕様(データシートPDF) 半導体レーザとは
型番 TWL-L-B-M
 一般仕様
 動作波長 1570 – 1607 nm
 波長精度 ±1.5 GHz
 微細チューニング波長精度 1 MHz
 波長安定性 ±1 pm (24時間)
 波長掃引 全L-band範囲にわたり連続
 光出力 20 mW (+13 dBm) max.
 光出力安定性 0.02 dB(8時間)
 レーザ線幅(FWHM) < 100 kHz with SBS enabled,
< 750 MHz w/ SBS disabled
 CN比 50 dBc typ. @ -5 dBm
 相対強度雑音(RIN) -145 dB/Hz @ 13 dBm
 サイドモード抑圧比(SMSR) 55 dB typ.
 偏光消光比 20 dB min.
 光アイソレーション 30 dB min.
 ファイバタイプ Panda 1550 PM ファイバ
 機械的仕様
 電源仕様 110 – 240 V AC
 光コネクタ PM Narrow Key FC/APC 標準
他も利用可
 動作温度 0 ~ +40 ℃
 保管温度 -40 ~ +70 ℃
 制御/モニタリング 出力レベル&波長(GUIソフトウエアによる)
 通信インターフェース RS232 via DB9シリアル またはUSB 2.0
 電源 PS-5-M, 5 V電源
 ローカルアラーム 過剰温度上昇、過剰電流
 サイズ 120 mm x 112 mm x 32 mm
 メーカ Optilab