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光通信波長帯(T,O,E,S,C,L,U-バンド)とは

■光通信波長帯とは

光通信波長帯とは、光通信を行う際使用される波長帯域です。光通信は光を用いて信号を伝える通信方式で、伝送路として光ファイバが使用されています。そのため、光ファイバの伝送損失などを考慮しなければいけないため、光通信では図1で示されているように電磁波の波長の中で見ると1000nm~1675nmというごく僅かな波長帯域を使用しています。

さらにこの波長帯域の中で細分化されており、それぞれ波長の短いほうからTバンド(Thousand-band)、Oバンド(Original-band)、Eバンド(Extended-band)、Sバンド(Short-wavelength-band)、Cバンド(Conventional-band)、Lバンド(Long-wavelength-band)、Uバンド(Ultralong-wavelength-band)と呼ばれています。ファイバーラボでは、Oバンド、Sバンド、Cバンド、Lバンドの製品を取り扱っており、表1の各バンド名より取扱製品群をご覧いただくことができます。

図1. 電磁波の波長における光通信波長帯

 

        バンド 波長(nm)
  Tバンド(Thousand-band)  1000 ~ 1260
  Oバンド(Original-band)  1260 ~ 1360
  Eバンド(Extended-band)  1360 ~ 1460
  Sバンド(Short-wavelength-band)  1460 ~ 1530
  Cバンド(Conventional-band)  1530 ~ 1565
  Lバンド(Long-wavelength-band)  1565 ~ 1625
  Uバンド(Ultralong-wavelengrh-band)  1625 ~ 1675

 

表1. 各バンドと波長

 

■光通信波長帯の特徴

光通信で使われる波長は、図2のように光ファイバの光透過率が高い(伝送損失が小さい)波長帯に相当し、これらの中でも特にCバンドは光透過率が高いことから、超長距離伝送、エルビウムドープ光ファイバアンプ(EDFA:Erbium Doped optical Fiber Amplifier)、波長分割多重方式(WDM)技術の発達と伴に同波長帯が多く利用されています。同じようにEDFAなどの技術を使用しているLバンドを含めたこの波長帯域は光情報通信で最も利用されていますが、高度情報化、IT化技術の発達によって伝送する情報量が膨大になっており、この波長帯域だけでは飽和状態になりつつあり、光通信を行える別の波長帯域の利用について研究が進められています。

そんな中、近年CLバンド以外のOバンドやSバンドといった波長帯域の利用が注目されています。特にOバンドは光通信の幕開けと伴に同波長帯が利用されていることからOriginal-bandと称されており、信号分散が小さい(信号の歪みが小さい)という特徴があります。しかし、Oバンド、Sバンドの波長に対応できる光ファイバアンプは、技術的な課題が多く実用化されていませんでした。

そこでファイバーラボでは、独自の光ファイバー技術により、Oバンド、Sバンドの波長に対応する光ファイバアンプ(光増幅器)の開発を進め、現在では製品化に成功しております。広帯域にわたる光増幅技術は世界トップレベルの技術を有しており、現在では光通信用の光増幅器として、Oバンド、Sバンド、Cバンド、Lバンド用の各バンド帯に対応する光アンプ製品[Oバンド-PDFA(Praseodymium Doped Fiber Amplifier)、C・Lバンド-EDFA、Sバンド-TDFA(Thulium Doped Fiber Amplifier)]を提供させていただいております。

 

図2. 光ファイバの伝送損失と光通信波長帯

Tバンド、Eバンド、Uバンドの波長帯域は、光ファイバの伝送損失が大きいことなどから長距離伝送が難しいため製品開発が活発ではなく、光情報通信でこれらの波長帯域を使用した技術は実用化されておりません。ただ、将来的には情報量が今よりもさらに膨大になることは確実で現在利用している波長帯域では飽和状態になる可能性も十分考えられるので、これらの波長帯域を利用した中・短距離伝送での光通信の有用な活用法などが研究されており、非常に広い魅力的な光周波数資源の新たな開拓も注目されております。

 

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