LEONI社(独)では、FTTH、LAN、長距離通信などに使用するための高性能なシングルモード光ファイバをご提供しています。ITU-T G.652.D準拠のLWP SMF+、ITU-T G.657 A.1準拠のLBL SMF、ITU-T G.657.B2準拠のULBL SMFの3種類がありまLBL SMFは曲げに強いLANに適したファイバで、敷設済みファイバとコンパチです。LWP SMF+は長距離通信向けで、低コストの高速伝送にご利用いただけます。ULBL SMFは最も曲げに強いファイバです。

 

l-standard-mmf
l-smf2

典型的な損失スペクトル

仕様
光ファイバとは
型番
(ITU-T規格)
LWP SMF+
ITU-T G.652.D)
LBL SMF
(ITU-T G.657 A.1)
ULBL SMF
(ITU-T G.657.B2)
 光特性
損失1) (dB/Km) 1310 nm
1383 nm2)
1550 nm
1625 nm
≦0.33 ~ ≦0.35
≦0.31 ~ ≦0.35
≦0.19 ~ ≦0.21
≦0.20 ~ ≦0.23
≦0.33 ~ ≦0.36
≦0.31 ~ ≦0.36
≦0.19 ~ ≦0.21
≦0.20 ~ ≦0.23
≦0.38

≦0.25
≦0.25
損失変化範囲3) (dB/Km) 1285-1330 nm
1530-1570 nm
1460-1625 nm
≦0.03
≦0.02
≦0.04
≦0.03
≦0.02
≦0.04
モードフィールド径 (μm)
(→モードフィールド径とは)
1310 nm
1550 nm
9.2±0.4
10.4±0.5
8.6±0.4
9.8±0.5
7.5±0.4
非連続性 (tp = 1μs) (dB) 1310 nm
1550 nm
≦0.05
≦0.05
≦0.05
≦0.05

損失均一性 ≦0.05 ≦0.05
ファイバカットオフ波長 λc (nm)
ケーブルカットオフ波長 λcc (nm)
(→カットオフ波長とは)
1200-1330
≦1260
≦1340
≦1260

零分散波長 λ0 (nm) 1300≦λ0≦1324 1300≦λ0≦1324
零分散傾斜 S0 (ps/nm2・km) ≦0.092 ≦0.092
分散 (ps/nm・km) 1270-1340 nm
1285-1330 nm
1550nm
≦5.00
≦3.00
≦18.00
≦5.00
≦3.00
≦18.00


有効群屈折率 1310 nm
1383 nm
1550 nm
1.467
1.467
1.467
1.467
1.467
1.467


偏波モード分散 (ps/√km  リンク4)
個々のファイバ5)
≦0.06
≦0.10
≦0.06
≦0.10

 マクロ曲げ損失
曲げ損失 (dB)
100 巻き
半径 50 mm
1310 nm
1550 nm
≦0.05
≦0.05


1 巻き
半径 32mm
1550 mm ≦0.05
10 巻き
半径 15 mm
1550 nm
1625 nm

≦0.03
≦0.2
≦0.03
≦0.1
1 巻き
半径 10mm
1550 nm
1625 nm

≦0.3
≦1.0
≦0.1
≦0.2
1 巻き
半径 7.5mm
1550 nm
1625 nm


≦0.5
≦1.0
 機械的性質
プルーフ試験 (kpsi)
(N)
(GPa)
≧100
≧8.8
≧0.7
無エイジングファイバの動的
引張り強度 (0.5 m) (GPa)
引張強度中央値 ≧3.8
引張強度 15% ≧3.3
エイジングファイバの動的
引張り強度  (0.5 m) (GPa)
引張強度中央値 ≧3.03
引張強度 15% ≧2.76
動的疲労 応力腐食パラメータ nd ≧20
動作温度 (℃) -60 ~ +85
平均被覆剥離力 (N) 1.9 typ.
メーカ LEONI

1) ご要求により特殊損失セルも可能です。
2) 1383 nmの損失は水素チャージ後の値で、常に1310 nmの損失値以下か同等です。
3) 特定域での損失は1300/1500 nmでの名目値を表記値内で超えます。
4) M=20, Q=0.01%
5) 個々の値はケーブリング時に変化します。

l-smf3

LBL SMF と LWP SMFの曲げ特性比較 R=10mm,1巻

l-smf4

ULBL SMFの典型的な曲げ特性