MS-FROGは、周波数分解光ゲート法(FROG : Frequency Resolved Optical Gating)を利用したマルチショットの超短パルス強度分布・位相分布測定システムです。第2高調波発生(SHG)結晶を用いて波長変換した信号パルスのスペクトルを分光計で検出する測定法で、信号パルスを発生するこのFast FROGは、信頼性がありコンパクトです。1パルスあたりのエネルギーが1nJ未満の光源用に特別に開発されました。標準バージョンでは50fs~40psのパルスで測定が可能です。スキャン速度が速いので、測定と最適化のためのリアルタイム操作が可能です。その中でもMS-FROG-LPは130ps/sという市場で最速のスキャン速度を誇るFROGです。他のFemto Easy社の製品と同様に、MS-FROGは簡単に導入し、使用することができます。
■特徴・高繰り返し周波数に対応 (~GHz) |
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■仕様
| モデル | MS-FROG | MS-FROG-SP | MS-FROG-LP | |
| パルス幅範囲(fs) | 50~40000 | 4~40000 | 25~105000 | |
| 波長範囲(nm) | 500~2000 | |||
| スペクトルウィンドウ Δλ (nm) | 200~700 | |||
| 最小時間分解能 | 6.7 fs | 50 as (attosecond) | 3.4 fs | |
| スキャン速度(ps/s) | >65 | >130 | >130 | |
| 入力パルス繰り返し | 100Hz~GHz | |||
| 入力パルスエネルギー(pJ) |
1 MHz | > 500 | ||
| 100 MHz | > 50 | |||
| 入力偏光 | 直線水平または垂直 | |||
| 検出 | CMOS 12 Bit, 72 dB | |||
| PCインタフェース | USB 3.1 | |||
| レーザビーム位置(mm) | 70 ~ 150 | |||
| メーカ | Femto Easy | |||






