CLBO(CsLiB6O10)非線形結晶は、紫外での優れた非線形特性を持つ新しく開発された結晶で、半導体検査、微細加工、バイオ医療や紫外光を利用したリモートセンシング技術など幅広い用途があります。BBOと比べて受容スペクトル、受容温度、角度許容値が大きく、ウォークオフ角が小さくなっています。これらの要素は、CLBOがBBOと比べてより大きなSHG変換効率を持っていることを表しています。さらに、高出力Nd:YAGレーザーによるFOHGやFHGへの変換も優れています。

CASTECHCLBOの特徴

・カットオフ波長180nm以下
・Nd:YAGレーザーを用いたFOHGやFHGへの変換は最適
・大きなNLO係数(KDPの約2倍)
・広い受光角と小さなウォークオフ角
・位相整合により193nmでのVUV出力が利用可能
・高出力でも飽和状態にならない
・短い成長期間で大きいサイズのものができる
 

■ 構造と性質

結晶構造 三方晶, 空間群I42d
格子パラメータ a=b=10.494Å, c=8.939Å
融点 約 844.5℃
対称性 Z=4

■ 光学的および非線形光学特性

透過波長範囲 180-2750nm
損傷閾値 26GW/cm2
受光角 1.02 at 1064nm, 0.49 at 532nm, 0.84 at 488nm
受容温度 9.4
受容スペクトル 7.03 at 1064nm, 0.13 at 532nm, 0.09 at 488nm
ウォークオフ角度 1.78°at 1064nm,  1.83°at 532nm,  0.98°at 488nm
非線形光学(NLO)係数 deff(I)=d36sinθmsin(2 φ)
deff(II)=d36sin(2θm)cos(2 φ)
実効NLO係数 1.01pm/V at 532nm, 1.16pm/V at 488nm, 0.95pm/V at 1064nm
セルマイヤー方程式(λの単位:μm) CLBO at 20℃
no2=2.2104+0.01018/(λ2-0.01424)-0.01258λ2
ne2=2.0588+0.00838/(λ2-0.01363)-0.00607λ2
(0.1914<λ<2.09  μm)