BPR-23-Mは、23GHzバランスフォトレシーバモジュールです。単一5V電源で動作し、バランス光検出や43Gbit/s DQPSKレシーバなどの用途にすぐに利用できます。差動リニアトランスインピーダンス/可変ゲインアンプを備え、手動と自動の両モードでゲインコントロールできます。手動モードでは、1500 V/Aのリニア変換ゲインとなります。自動モードは、最大700 mVの差動電圧出力を一定に保持します。また、フロントエンド光復調器の閉ループ制御のためのピークディテクタ出力を備えています。バランスシグナルパス間2ps以下のトータルスキューにより優れた電気及び光位相伝搬特性を実現しています。

特徴

・ デュアル光入力バランスフォトダイオード
・ 差動RF出力、リニアハイゲインTIA
・ ACカップリングのための内蔵DCブロック
・ 理想に近いマッチング応答
・ 高いコモンモードリジェクション比
・ 極低スキュー
・ 自動/手動ゲインコントロールモード
・ 入力プロテクション

 用途

・ 最大23 GHzのバランスリニアレシーバ
・ 23GHzアナログRFリンク
・ 43 Gbit/s DQPSKレシーバ
・ 低ノイズアナログヘテロダイン検出

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BPR-23-M
 ■ 機能ブロック図

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仕様(データシートPDF)
 
 型番 BPR-23-M
 一般仕様
 最適動作波長
1480 ~ 1620 nm
 光入力レベル
-10 ~ +4 dBm
23 GHz typ. 21 GHz min.
 変換ゲイン
1500 V/W typ., 1300 V/W min.
30 dB typ.
 光 PDL
0.5 dB max.
3.3 V
 出力リターンロス
10 dB @ 11GHz
7 dB @ 22.5 GHz
 動作モード
MGC: 固定ゲイン & AGC: 出力振幅調節
 作動電圧スイング
700 mV max.
 カップリング
AC カップル
 パルス幅
22 ps typ., 25 ps max.
5 ps typ., 20 ps max.
 機械的仕様
 動作温度
0 ℃ ~ +60 ℃
 保管温度
-40℃ ~ +85 ℃
 動作湿度
85 % max.
 電源
5 V
 消費電力
500 mW typ.
 ハウジングサイズ
162 mm x 112 mm x 33 mm
 ファイバコネクタ
(→光コネクタとは)
FC/APC or LC/APC
 光ファイバ
SMF-28
 RF出力コネクタ
SMA, 差動
 メーカ
Optilab